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zoom RSS さくら色のささやかな幸せ

<<   作成日時 : 2009/05/11 21:55   >>

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母の日に三男が花の苗木をプレゼントしてくれました。
小さなパープルの花が咲くマウブディライトという可憐な花。
「なかなかイキなことをしてくれる・・・」
うれしさとともに、この冬を乗り越えて春を迎えた頃のことが思い出されました。

この春のトピックスは、長男、次男の合格発表。
長男は桜の花とともに、国家試験合格の通知を受け取りました。
次男は、念願の大学ヘ見事に合学。
入学式は千鳥ケ淵の日本武道館。
みごとな日本晴れで千鳥ケ淵は桜が満開でした。

桜を見ると思い出すのが、子供の頃読んだ壷井栄の『二十四の瞳』。
ラストシーンには鮮烈な桜の印象があります。
これは、小豆島に赴任した若い女教師とその教え子十二人の物語です。
小さな島の日常の生活の中で培われていく先生と教え子の絆。
年月は流れ、戦争によって教え子のうち何人かの命は消えました。
戦後、しばらくしてひらかれた同窓会で教え子の一人は窓辺にもたれ、
滝廉太郎作曲の『荒城の月』を唄いだします。
「春高楼の花の宴、めぐる杯、影さして・・・」
学生時代の思い出の曲に過ぎ去った日を懐かしんで同級生の子がむせび泣く。
春ではなかったのかもしれない。
でも、歌の歌詞だけで充分美しい春の気配を感じます。そして戦争の無情さも。

そういえば、千鳥ヶ淵には戦没者墓苑もありました。
桜の花のように散っていった戦時中の若者達を偲ぶために、
毎年春になると、お堀はさくら色のカーペットにおおわれます。
まるで桜が若者達を追悼しているみたいに・・・。

私が千鳥ヶ淵を訪れたのも何かの縁でしょう。
お堀に優雅な姿を映して咲き誇る桜に
将来を担う若者たちを見守って欲しいと願わずにはいられませんでした。
我が子の入学式に参列し、子供の頃の愛読書を思い出しながら、
平和な日常を幸せに感じました。
桜の花に酔ったようなこの日は、ほんのひと月前のことです。

三男からの母の日のプレゼントは、私にとって宝物。
咲く花は実際にはパープルかもしれませんが、
心の中では、千鳥ヶ淵でみたさくら色になっています。

満開の桜は、いつも私の心にあるようです。

●文学表現部門 :A「エッセイ」
●コンセプト&みどころ:
 千鳥ケ淵の桜を見る機会がありました。あまりの美しさに「花のように散る」とい う言葉を思い出し、
 平和であることの幸せを感じました。

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九段界隈 桜みち 第12号
WAVE出版
宮沢りえ・小川和佑・大谷峯子 他

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